top of page

FOLLOW ME:

  • YouTubeの社会のアイコン
  • Twitterの社会のアイコン

最新の記事

タグ一覧

蛍の馬鹿

  • 執筆者の写真: たみあ めそぽ
    たみあ めそぽ
  • 2014年7月9日
  • 読了時間: 2分

窓際をふと見ると青白い光りが走った。 気がした。 窓から顔を出して外を見てもそれらしきものは何もない。 夏だしホラーな季節だから 「ついに俺も見えないもんでも見えるようになったのか」 なんて思いつつ光りの正体を探すの諦めた。 ベッドに横になっているとまた何かが光る。 ホタルが部屋に入ってた。 田舎や。 ん、もしかして俺に向かって求愛してます?って感じに光ってた。 オスはいらんよ。 メスはもっといらんが。 記念に綺麗な写真を撮ろうかと思ったけど上手く撮れない。 こんな夜中に33のオッサンが一生懸命にホタルを撮ってる姿はよいこが見たら泣くだろう。田舎の母さんも泣くだろう。 んで、上手く撮れないのに、しまいに携帯の右上が点滅し始めちゃった。 と思ったら光ってるのはホタルだった。 携帯をブンブンしてフーフーして外に速攻で追い出してやったぜ、まったく。 ホタル何ですぐ死んじゃうん? ってセツ子言ってたし。 頑張ってこい!(´・ω・`) 昨日の夜も家の前の沢で5匹ぐらい頑張ってんのをたまたま見掛けて…それを親父になにげなく話したら… 『昔、田舎の家の横の橋が吊り橋だった頃にな、兄弟でホタルを見に行ったんだけども。あの時橋の下で○○○が死んでたんだ。』 『テンカンもちで、水を見ると発作がおこるやつでな。まさかあの時、橋の下で死んでるとは思わなかった…。』 『まだ○○の婆さんが生きてたから小学校1年の時だったかな。う~ん』 …… ……… ふ~ん… オチも何もない思い出話終了。 んで、今日になってホタルが部屋に入ってくるからソイツの霊が挨拶にでもきたのかな~なんて思いつつ、いや、霊なんていね~しってな感じで… こんなオチのない話をこんな夜中に書き出す俺も親父と何も変わらんなと思うわけです。 頑張って寝る!オヤス~!

Comments


bottom of page