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知れば知るほど知らない事を知る

  • 執筆者の写真: たみあ めそぽ
    たみあ めそぽ
  • 2015年4月22日
  • 読了時間: 3分

世の中にはまだまだ知らないことがいっぱいある。 知らないから知ろうとするのだけれど、知れば知るほど自分が何も知らないことを知るから笑っちゃう。果てしない(*´-`) それはさておき写真は田舎帰った時のもの。 俺は母方の親戚とはほとんど面識がなかったんだけど母の姉の息子とは何となく気があって色んな話を聞かせてくれた。 年は10歳も上だからか変に意識せずに話が出来た。 結婚して子供が二人いる彼は『タバコが唯一の楽しみ。』だそうだ。家族の為に色々と我慢している模範的なパパなことがうかがえた。 家の外に出て二人でタバコを吸っていると彼は母にまつわる昔話をしてくれた。話をするのは好きな方なようだ。 百メートルくらい先にある林を指差して『昔はあの林の中に家があったんだよね。小さい頃はよく遊びに来てたんだ。』と教えてくれてた。 あんな林の中に家があったというのがナンセンス。 雪解け水でぬかるんだ道…かつては道だったと思われる道を歩いて家のあった場所へと向かった。

俺は一度も見たことなかったし存在すら知らなかったけど35年前にはまだ家は存在していたらしい。 なのにカヤブキ屋根の家。やっぱ貧乏だったんだなと妙に納得した。 風呂もカヤブキ屋根に相応しい五右衛門風呂だったとか。 『ちょっと動くと熱くてハシャイデたらあんま動くなっ!て怒られた。』と懐かしそうに言っていた。 家のすぐ脇は崖。危ないっす。 今は面影もなかったけど昔は峠にある道のようなクネクネした急な階段があって川の向こうにあった自分の家とを往き来してたそうだ。 崖を降り、石を渡って、家帰る(*´-`)素敵やん

トイレは穴に板を2枚敷いただけだった。そこだけ聞いたら中国を最初に思い浮かべてしまうよね。笑 帰り際に『ここにお母さんのルーツがある。』と偉人に纏わるエピソードを話す時に使うような言葉を使った彼からは優しさとオチャメさを感じた。 最後に『親戚が集まるとウチの母さんはあまり誉められないんだけど○○オバサンはいつも薪を背負って頑張ってたって話が出るんたよね。』って教えてくれた。

※○○オバサン=マイ母 埼玉で生まれた俺は田舎に知り合いと言える知り合いもいなくて少し躊躇をしたけど、田舎帰って良かったと思う。 帰らなかったら一生知らなかったことだと思う。 こんな故郷を捨てたような人間に 話をしてくれて有り難う。 うん、まったくもって知らないことばかり。 自分の親のことでさえ…身近な人のことでさえ知らない。 知ってても知らなくても人は生きて生ける。 けれども知った自分と知らなかった自分では違う未来がまっていると思う。それで良い結果を生むか悪い結果を生むかは誰にも分からないが、やっぱ知りたい。 忙しい日々に押し流されて川に流される葉っぱのような人生は嫌。盲目にだけはなりたくない。

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