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昔の幼馴染とタバコの話

  • 執筆者の写真: たみあ めそぽ
    たみあ めそぽ
  • 2015年8月29日
  • 読了時間: 4分

昨日は懐かしい友達の夢を見た。 久しぶりの再会。 夢の中で彼と僕は一緒に働いてた。 そして仕事終わりに彼は言った。 『今月でこの仕事辞めてもっと稼げる仕事をする♪』 と誇らしげに。 一緒に働けなくなるのかと凄く寂しい気持ちになった。 覚えてんのこんだけ。笑 夢は何かのサインだったりするかんね。 ちょっとした胸騒ぎ。 最近昔の記事をアップしてたし載せておこうと思う。 ※2006/06/04 記 タイトル : 友と煙草 自分には小学校の頃から付き合っていた友がいた。 名前は佐藤。 中学ではずっと同じクラスに同じバスケ部。 同じセンターでライバルでもあった。 僕の事を頭がイイと慕ってくれた。 それが嬉しくて自分もそいつの事が好きだった。 困ったのを見るとほっとけなかった。 進学先も同じで地元のヤンキーを生産する為に存在しているような高校へいった。 誰でも入れるような高校なのに先生には『厳しい』とか言われてたっけ。 無事に入学を果たしたけどテストじゃ5点とかは当り前。 カンニングしたまではいいがしたその相手が『バカ4巨頭』と言われる猛者の林くん。 『あいつの見て間違った』 とか本気で怒り気味に言っていた。 もうなんか色々間違えすぎだよ。 佐藤もその4巨頭の一人だったしそんなん面白過ぎるでしょ。笑 初めての彼女も自分が女の子とのセッティングをして愛のキューピーをした。 4年くらい付き合ってたのかな・・・ 俺もその子が好きだったっけ。笑 世話のやける子ほど可愛いとは言ったもんだよね。 でも、新しい環境は人と人との交差点。 佐藤は次第にヤンキーと仲よくなりだしていった。 離れて行く佐藤に寂しさを感じたけど忠告だけして見守った。 そして高校1年の2月、殴り合いの喧嘩が原因で高校を中退。 辞める必要も無かったけれど、面倒になると投げやりになる性格がそうさせた… それからしばらく連絡をとり合わなかったけど、4年が過ぎた頃に、 『久しぶりに遊ぼ^^』 と電話がかかってきた。 時間は流れても変わらないでいてくれて素直に嬉しかった。 また定期的に飲み屋で話をするようになり、佐藤は飲む度にフザケテて煙草を奨めてきた。 いつしか自ら煙草を買って吸うようになっていた。 ちょうど二十歳だった。タバコは二十歳になってから(笑) 車で事故った時も 『示談てどうしたらいい?』とか 『事故現場の見取り図どうやって書いたらいい?』 とか頼ってくれた。 自分も知らなかったけど、可愛い佐藤の為には少し背伸びをしてみせた。 『携帯代払えないから貸して(´人`)』 と言われれば 『返すんはいつでもいいよ^^』 と金を貸した。 1番最初は返って来なくてもいいやなんて気持ちで貸したけど、ちゃんと返してくれた。 でも最後に貸した金は返って来ない。 金を貸してから3ヵ月くらい過ぎた頃かな… 中学の同級生から携帯に電話がきた。 『佐藤ちゃん、自殺したみたいよ…』 最初は冗談だと思ったし、冗談であって欲しかった。 でも家の電話にも同級生から死んだとの連絡。 受け入れてしまう自分が嫌に思ったあの感覚。 本当なんだなって認めたのは葬式にいって家族の泣く姿を見た時かもしれない。 ただ原因とか理由が誰に聞いてみてもハッキリしていない。 だから今も納得なんかしていない。 飲んでる時にサインなんか出してたんじゃないかと思い返す。 もしかしたら携帯代を後回しにするほど金に困っていたのかもしれない。 無理してセルシオなんか買ってたし、家には佐藤名義の請求書が沢山あったの見たという同級生がいたから。 …でも金じゃないと思う。 いつだか『うちら仲いいよね♪』って確かめるような発言をした時があった。違和感を感じたから記憶に残ってる。 『俺の一番の友達』と言ってくれてたのもただ嬉しさと恥ずかしい気持ちに満たされて聞いてた僕は馬鹿だったのだろうか。 色々思考を巡らせたけど危ない人とばかり付き合ってたから殺されたってのが一番現実味があるように思う。 でもどうかな…そう思って自責の念から逃れたいだけなのかもしれない。 人の気持ちって本当に分からん。 分からない方が自分の為なのかもしれないけどさ… 最後の最後で相談させられなかった自分に不甲斐なさを感じる。ごめん。 ちょっとした差はあれど人の心は弱い。 池袋のあるビルから飛び下り自殺。 顔は判別出来ないくらいだったらしく近くに落ちていた免許証が佐藤の身元を割り出す品であったとか。 そんなだからしばらくは夢をみた。 死んだのは別人で街で見掛ける夢。 何か理由があって死んだ事にするしかなかったんだね? 生きてて良かった・・・って夢を。 たまに現実と夢がゴッチャになる時もあった。 今もう見なくなったのは、 忘れていくからなのか… 死を認めたからなのか… 煙草を辞めようとしたり、 辞めなと言われるといつも佐藤を思い出す。 おわり、、、

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